Monster 思い出のルンゲ警部

漫画の話。

 

浦沢直樹の代表作です。

高校時代、20世紀少年連載を追いかけつつ、完結していた本作をひたすら読み耽っていました。

 

サスペンス、リアル寄りの漫画なので、そう言う系統が好きな方にオススメ。

不気味な雰囲気の中、壮大な事件の謎に挑むドラマになっています。

私も記憶が怪しいので、間違ったこと書いてたら許してください。

 

今回は推しキャラのルンゲ警部のご紹介をします。

そこそこにネタバレを含む気がします。

 

ルンゲ警部は、その名の通り警察の人です。

主人公のDr.テンマが、ある事件の犯人ではないかと疑い逮捕しようと迫ります。

痩せて骨張った顔に、少し目がギョロッとしている感じ。そして職務に忠実で犯人逮捕のためなら無茶もする危ない警察。

そんなキャラクターです。

 

ぶっちゃけ最初の印象は「やべーやつ」でした。いや、ほぼ最後までやべーやつだな。

ただ、その行動理念は芯が通っていて、「殺人事件の犯人を捕まえる」ことなんですよね。

「主人公憎し」とか「名誉のため」でなく、あくまで「正義のため」なんです。

 

だから、周りから止められたり、(確か)警察としての権限を奪われてでも、事件の犯人を捕まえようとする。それくらい執念深いので、信念は理解できても、ぶっちゃけめっちゃ怖いおじさんです。

 

本作は病院から消えた少年ヨハンの消息を追って、いろんな人が行動します。

彼にたどり着くまでに、様々な人物が追い終われ、情報を探り合い、真実とその裏側にある大きな歴史の闇に辿り着きます。

ルンゲ警部も真実を知ることとなる1人です。

全てを知った彼が取る行動が堪らなくて。それまでただ怖いと思っていたルンゲ警部が、最後に結論にたどり着くことで、印象がガラッと変わるんです。高校時代、一緒に盛り上がっていた友人とはそのシーンで何度も語り合ったものです。

ちなみに、次点で盛り上がったのはグリマーさん。主人公どこ行った。

 

ルンゲ警部を始め、本作はおじさん達が輝くんですよ。

立場、人生を培った人達だからこそカッコいいと思うシーンが多いと考えています。

 

こんな拙い文章ですが、もし興味を持ってくれたなら、是非読んでみてください。

私も、今度実家で読み返すか電子版買うかな…

 

今回はこの辺で

 

 

バリバリムシャムシャバキバキゴクン